EVA/POEソーラーフィルム押出ライン
主な技術パラメータ
| モデル | 押出機タイプ | 製品厚さ(mm) | 最大出力 |
| 単一押し出し | JWS200 | 0.2～1.0 | 500～600 |
| 共押出 | JWS160+JWS180 | 0.2～1.0 | 750～850 |
| 共押出 | JWS180+JWS180 | 0.2～1.0 | 800～1000 |
| 共押出 | JWS180+JWS200 | 0.2～1.0 | 900-1100 |
注意：仕様は予告なく変更されることがあります。
製品説明
太陽電池封止フィルム（EVA）の利点は次のようにまとめられます。
1. 高い透明性と高い接着性を有し、ガラス、金属、PETなどのプラスチックなど、さまざまな界面に適用できます。
2. 耐久性に優れ、高温、湿気、紫外線などにも耐えます。
3. 保管が簡単。室温で保管すると、EVAの粘着力は湿度や吸収フィルムの影響を受けません。
4. PVB と比較すると、特に高周波音響効果に対して強力な遮音効果があります。
5. 融点が低く、流動性が高く、模様ガラス、強化ガラス、曲面ガラスなど、さまざまなガラスのラミネート加工に適しています。
合わせガラスにはEVAフィルムが使用されており、合わせガラスに関する国家規格「GB9962-99」に完全に準拠しています。以下は、厚さ0.38mmの透明フィルムの例です。
パフォーマンス指標は次のとおりです。
| プロジェクト指標 | |
| 引張強度（MPa） | 17歳以上 |
| 可視光線透過率（％） | ≥87 |
| 破断伸び（％） | ≥650 |
| 霧率（％） | 0.6 |
| 接着強度（kg/cm） | ≥2 |
| 耐放射線性認定 | |
| 吸水率（％） | ≤0.15 |
| 耐熱合格 | |
| 耐湿性認定 | |
| 耐衝撃性認定 | |
| ショットバッグ衝撃性能認定 | |
| UVカット率 | 98.50% |
EVA包装フィルムの利点と欠点は何ですか?
EVAフィルムの主成分はEVAで、これに架橋剤、増粘剤、酸化防止剤、光安定剤などの様々な添加剤が加えられています。EVAは、優れた包装性能、優れた耐老化性、そして低価格という理由から、2014年以前から太陽光発電モジュールの包装材として好まれてきました。しかし、PID（ポリイミドフィルム）欠陥も顕著です。
複層ガラスモジュールの登場により、EVAは固有の欠陥を克服できる可能性を秘めているようです。ガラスの水蒸気透過率はほぼゼロであるため、複層ガラスモジュールの透水性が低い、あるいは透水性がゼロであれば、EVAの耐加水分解性はもはや問題になりません。
POE包装フィルムの機会と課題
メタロセン触媒から開発されたPOEは、相対分子量分布が狭く、コモノマー分布が狭く、構造制御が可能な新しいタイプのポリオレフィン系熱可塑性エラストマーです。POEは優れた水蒸気バリア性とイオンバリア性を有し、水蒸気透過率はEVAの約1/8に過ぎず、老化過程においても酸性物質を生成しません。優れた耐老化性能を有し、高効率・高信頼性の太陽光発電システム部品の封止フィルムに最適な材料です。
自動重量計量供給システムにより、様々な固体、液体添加剤や原材料を高精度に供給できます。低温押出システムにより、可塑化工程において適切な混合を確保し、添加剤の架橋を防止します。鋳造部品の特殊設計により、ローラーの付着や水による剥離を完璧に防ぎます。特殊なオンラインテンパリング装置により、内部応力を除去します。張力制御システムにより、冷却、引張、巻き取り工程において、柔軟なシートが安定して搬送されます。オンライン厚さ測定・欠陥検査システムにより、EVA/POEソーラーフィルムの生産品質をリアルタイムでフィードバックできます。
EVA/POE 太陽光発電フィルムは、主に太陽光発電モジュールの封止に使用され、太陽光発電モジュールの重要な材料です。また、建築用ガラスカーテンウォール、自動車用ガラス、ホットメルト接着剤など、さまざまな業界でも使用できます。